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NPO法人設立の研修を受けました。

こんにちは。仙台市の女性行政書士 吉田由香です。

 

以前から気になっていた「NPO法人設立」についての研修会を受講しました。

 

ご存知の通り、阪神淡路大震災をきっかけに法制化された、ボランティアのような公益を目的にする団体が法人になったものがNPO法人なのですが、その後公益法人制度改革を経て、公のための活動をしている団体を法人にする場合、必ずしもNPO法人が最適であるとも言いがたくなっています。

 

というのは、NPO法人は活動内容に制限があり、情報公開も義務付けられているなど、税制の優遇があるだけにいろいろ制約があるからです。NPO法人は社会から見た期待が大きいということなのかもしれません。それだからこそNPO法人として設立したい、という強い思いの方もいらっしゃると言います。

 

そして、一般社団法人であっても、非営利の事業のウェイトが大きい法人は税制の優遇が受けられる場合があります。その場合はやはり定款にそのことをきちんと盛り込まないとなりません。

 

そのため、公のための活動をしている団体様がNPO法人を設立したいとお考えの場合は、しっかりご相談させていただき、最適な法人格をお勧めすることが肝心なのだと思います。今回の研修でそれが間違いではないことを再確認しました。そして、設立してからの流れもきちんと説明できるようでありたいと思っています。

 

やはり実際の経験を重ねられた講師の先生の言葉に少し勇気をいただいたような。

 

自分は昔、子育て情報誌の製作グループにいました。それ自体もボランティアに近いものがありましたし、子育てをめぐるグループの中には、子育てに関する多種多様な問題に対して、自分たちで手を動かして問題解決に結びつけていこうと考え行動しているものがたくさんありました。子育て環境をはじめ、障がい、まちづくり、女性たちの問題・・・今私がこういう仕事についているのは、そうした「何かしたい、している」人たちの手助けがしたいと思った、ということも大きいように思います。強い思いをひとつ残らずすくい上げて、まとめて、より良い形にできるお手伝いができたら嬉しいと思います。

 

そして、今回の講師の先生は、ずっと前、震災の直前でしょうか、「行政書士という資格があるんだ・・行政書士という仕事ってどんな仕事?」と思った私が聞きに行った、資格専門学校のセミナーの先生だった方でした。先生は私のことを覚えていらっしゃらなかったのですが(当たり前です、10年近く前です)、それから紆余曲折があって挑戦することがぐっと遅れてしまった自分が、「行政書士」として再会できたことは自分にとってはしみじみと嬉しいことなのでした。


 

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